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元は「日本国有鉄道」という名称であったJRは、1987年に分社化(国鉄分割民営化)された。以降、全国に展開するグループ会社より構成されるようになった。
JRといえばやはり「鉄道最大手の安定感」、一部が「東証一部(現東証プライム)上場」ということもあり、就活生の多くが注目している企業の一つだ。
JRの登記上の正式名称は「旅客鉄道株式会社」であるが、企業ロゴとしては「鉄」の字を変化させ「鉃」としている。これは「四国旅客鉄道(JR四国)」以外の各JRが導入している表記だ。「鉄」という文字は「金を失う」と書くので、縁起の良くない文字として「鉄」を避け「鉃」と書くようになった。
JRのボーナス水準は明らかに高い
JRは各社ともいわゆる一般企業に対してボーナスの割合が高い。
大手企業といわれる部類であるから、一定の水準以上になるのは予想可能である。
それだけではなく、実は水準を高くするために色々な秘密がある。その一つとして大きなものが、「鉄道事業の委託化」。
JR本体は単純に大きな利益を得て、社員にその便益を与えることを目的としている。委託会社に採用される人は「鉄道が単に好き!!」という人や「清掃業がしたい!!」というニーズに応えているような格好な訳である。
大手企業 4.68ヵ月/年
中小企業 0.9ヵ月/年
公務員(地方・国家) 4.41ヵ月/年
賞与平均
JR各社の平均年収、新卒・中途採用難易度
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
Central Japan Railway Company (JR-C)
JR東海の冬ボーナス(2023年)
:基準内賃金の2.95ヶ月分
- 社員数:18,148名(単体) 29,128(グループ全体)
- 大卒採用者数:概ね350名
- 3年以内離職率:1.9%
- 本体平均年収:¥7,350,000(賞与年2回:6.2ヶ月分含)
- 就活倍率:211倍(総合職),102倍(プロフェッショナル職大卒),120倍(アソシエイト職大卒),92倍(高卒)
JR東海は東海地方を中心に鉄道事業を営んでいる。最新の平均年収は730万円で、年収のピークである50代前半では766万円~876万円だ。部長クラスの平均年収は1,139万円である。
3年以内の離職率に関する具体的数値は明記していなかったが、全体の離職率は1.2%と大変低くなっている。また平均勤続年数は15.5年である。

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
East Japan Railway Company (JR-E)
JR東日本の冬ボーナス(2023年)
:基準内賃金の2.65ヶ月分+5万円
- 社員数:53,710名(単体) 73,017名(グループ全体)
- 大卒採用者数:1,300名
- 3年以内離職率:2.3%
- 本体平均年収:¥7,120,000(賞与年2回:6.4ヶ月分含)
- 就活倍率:120倍(総合職),51倍(エリア職大卒),70倍(エリア職高卒)
JR東日本は東北、関東、甲信越地方で営業している鉄道運営会社で、輸送人数と距離を合わせて世界最大規模を誇っている。最新の平均年収は719万円で、鉄道・陸運・海運など輸送業全てに携わる人の平均年収が389万円であることからかなり高い年収であるといえるだろう。
3年以内の離職率について調査したところ記載はなかったが、平均勤続年数は15.6年であった。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
West Japan Railway Company (JR-W)
JR西日本の冬ボーナス(2023年)
:基準内賃金の2.50ヶ月分+20万円
- 社員数:27,100名(単体) 47,800名(グループ全体)
- 大卒採用者数:640名
- 3年以内離職率:5.1%
- 本体平均年収:¥6,610,000(賞与年2回:5.4ヶ月分含)
- 就活倍率:52倍(総合職),32倍(プロフェッショナル職大卒),109倍(プロフェッショナル職高卒)
JR西日本は関西地方や広島などの西日本を中心に営業している鉄道事業所だ。最新の平均年収は661万円で、最大年収である50代前半では672万円となっている。大卒の初任給の平均月給は20.5万円であった。
3年以内の離職率については明記していなかったが、企業の評価スコアは5段階中の2.9であった。平均勤続年数は15.0年である。


九州旅客鉄道株式会社(JR九州)
Kyushu Railway Company (JR-K)
JR九州の冬ボーナス(2023年)
:基準内賃金の2.50ヶ月分
- 社員数:8,646名(単体) 17,765(グループ全体)
- 大卒採用者数:90名
- 3年以内離職率:1.8%
- 平均年収:¥5,820,000(賞与年2回:5.3ヶ月分含)
- 就活倍率(難易度):86倍(大卒等),67倍(高卒等)
JR九州は沖縄県を除く九州全域で鉄道事業を営んでいる企業だ。最新の平均年収は470万円で、初任給の平均月給は21万円となっている。2018年に激しく年収が落ち込んでいるが、2022年にかけ回復傾向を見せている。
3年以内の離職率については明記されていなかったが、企業の評価は5段階中の2.4であった。平均勤続年数は14.2年である。
JR九州への志望動機見本
JR九州への志望動機としては、九州地方に根ざした魅力ある鉄道事業に参画し、地域社会と共に成長していくことができると考えられます。

北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)
Hokkaido Railway company (JR-H)
- 社員数:7,976名(契約社員含)
- 大卒採用者数:200名
- 3年以内離職率:N/A
- 平均年収:¥5,320,000(賞与年2回:4.3ヶ月分含)
- 就活倍率:31倍(総合職),20倍(鉄道フィールド職大卒),27倍(ドライバー職大卒),16倍(ドライバー職高卒)
JR北海道は、北海道全域および青森県の一部で営業している鉄道事業会社である。最新の平均年収は502万円、最大年収である50代の場合602.4万円だ。また50代前半の大卒平均年収が753万円で短大卒が566万円、高卒が482万円となっている。
3年以内の離職率に関する具体的な数値は出ていないが、2021年度のJR北海道は自己都合での中途退職者が約200人であった。主な退職者は10~30代であったことからも、3年以内の離職率は高いと言えるだろう。
JR北海道の社員の数はおよそ6900人で退職者の割合は29%であることから、3年以内の離職率はおよそ20パーセント前後と推察される。また平均勤続年数に関しては調査したところ具体的な数値の記載がなかったが、全国48の鉄道会社の中でもワースト3であった。

四国旅客鉄道株式会社(JR四国)
Shikoku Railway Company (JR-S)
- 社員数:2,391名(契約社員含)
- 大卒採用者数:105名
- 3年以内離職率:8.8%
- 平均年収:¥5,420,000(賞与年2回:4.7ヶ月分含)
- 就活倍率:41倍(総合職),30倍(プロフェッショナル職大卒・鉄事+事開),49倍(プロフェッショナル職高卒)

JR各社で最強は?
全国のJRで評判が良いのは、JR東日本、JR東海、JR西日本であった。当然ではあるが、お金を持っているからだ。JR北海道等はその対比であり借金経営が実態である。
特筆すべきは、JR東海。年収も高く離職率も圧倒的に低い。JR東海は民営化に伴い、人事制度や教育をリニューアルしている。具体的には先輩ひとりに対して4人程度の新人を受け持たせる「アドバイザリー制度」を導入し、会社の経費で定期会合を行っている。
35歳程度までは同期内で差を付けないように考慮し、従業員同士のコミュニケーションに注力してチームワーク向上を心掛けている。
JR九州は一括採用でどうなるのか?【Topics】
大学等の卒業者で、所謂鉄道オンリーを目指す方向性は初めの段階では難しくなったといえよう。
この動きは、JR他社も追随する可能性が高いため、注視が必要だ。
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「正社員」に拘れ‼︎
JRグループについて言及するとキリがない訳だが、今回の記事はこの辺りで留める。ただ、就職活動で迷っている人がいるなら是非受けてもらいたい。
中途採用はあっても、「契約社員」としての枠ばっかりだ。契約社員の待遇はやはり正社員と見劣りするし、モチベーションも続かない。また、責任のある仕事は正社員しかできない傾向が強い。
今この記事をみたあなたは、新卒で、正社員としてJRグループに入って欲しい。
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