REST APIでエラーが発生しましたへの対応【WordPress6.4、サイトヘルス・致命的な問題】

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WordPress 6.4にアップデートしたら「REST APIでエラーが発生しました」という致命的なエラーが出現。
結果、管理画面が10倍重くなる悪夢を体験しました。
同じ症状に悩む方のために、実体験をもとに解決策をまとめます。

執筆者と信頼の約束

こんにちは、「おちゃっぱ」です。小学5年生からブログを始め、20年以上書き続けています。JRで8年(500万人超の移動を支えた)、地方銀行で2年(50億円超の融資審査)、今はIT企業で流入150%増のコンテンツ制作に挑戦中。借金500万円で自己破産した過去も乗り越え、実体験と確かな情報をあなたに届けます。

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運営者情報

2023年11月8日にリリースされたWordPress 6.4ですが、アップデート直後に多数のサイトで「REST APIでエラーが発生しました」という致命的な問題が報告されています。

私自身もこの問題に遭遇し、管理画面の動作が異常に重くなる症状を経験しました。サイト表示は正常なのに、編集画面だけが使い物にならないレベルで遅くなったのです。

結論から言うと、WordPress 6.4の不具合が原因で、6.3.2へのダウングレードで完全解決しました。

目次

WordPress 6.4で発生するREST APIエラーの症状

主な症状一覧

  • 管理画面の動作が異常に重い(ページ遷移に通常の10倍以上の時間)
  • サイトヘルスステータスで「致命的な問題」として「REST APIでエラーが発生しました」が表示
  • ブロックエディターの保存・公開が失敗または極端に遅い
  • フロントエンド(サイト表示)は正常に動作
  • PageSpeed Insightsなどのサイト速度計測は異常なし

重要:サイト表示は正常で、管理画面のみに影響するため、サイト運営への直接的な影響は限定的です。しかし、記事更新や設定変更ができなくなるため、早急な対処が必要です。

WordPress「サイトヘルスステータス」でエラー確認方法

管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」で問題を確認できます。

サイトヘルスチェックのステータス画面

「一件の致命的な問題」として以下のメッセージが表示されます:

REST APIでエラーが発生しました
REST API レスポンス: (http_request_failed) cURL error 28: Operation timed out after 10000 milliseconds with 489 out of -1 bytes received

注意:「致命的」という表現に驚きますが、これはWordPressの自動翻訳によるもの。サイト自体が壊れているわけではありません。

エラーコード「cURL error 28」の意味

このエラーはタイムアウトエラーを示しており、WordPressがREST APIとの通信で10秒以内にレスポンスを受け取れなかった状態です。ブロックエディターはREST APIを使用して投稿の保存や表示を行うため、この通信が失敗すると編集機能に重大な影響が出ます。

【検証済み】一般的な対処法とその効果

WordPress 6.4のREST APIエラーについて、様々な対処法を試した結果を報告します。

【対処法1】キャッシュクリアとログアウト・ログイン

効果:なし
ブラウザキャッシュの削除、WordPressからのログアウト・ログインを試しましたが、全く改善されませんでした。

【対処法2】プラグインの全無効化

効果:なし
すべてのプラグインを無効化し、その後1つずつ有効化して検証しましたが、問題は解決しませんでした。これによりプラグインが原因ではないことが確認できました。

【対処法3】.htaccessやPHPファイルの編集

推奨しません
ネット上では.htaccessファイルの編集やfunctions.phpの修正が提案されていますが、サイト破損のリスクが高く、また今回のケースでは効果がありませんでした。初心者の方は絶対に避けてください。

【対処法4】WordPress 6.3.2へのダウングレード(成功)

効果:完全解決
WordPress 6.4から6.3.2にダウングレードすることで、REST APIエラーが完全に解消され、管理画面の動作も正常に戻りました。

WordPress 6.4のダウングレード手順【詳細版】

「WP Downgrade | Specific Core Version」プラグインを使用した、安全で確実なダウングレード方法を解説します。

重要な注意事項
作業前に必ずサイトのバックアップを取得してください。ダウングレードはWordPressコアファイルを変更する作業のため、万が一に備えることが重要です。

STEP
プラグイン新規追加画面を開く

WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択します。

STEP
プラグインを検索・インストール

検索欄に「WP Downgrade」と入力し、「WP Downgrade | Specific Core Version」を見つけてインストール・有効化します。

ワードプレスのプラグイン検索画面
STEP
プラグイン設定画面にアクセス

管理画面の「設定」→「WP Downgrade」を選択します。

ワードプレスの設定画面
STEP
ダウングレードバージョンを指定

「WordPress Target Version」「6.3.2」と入力し、「変更を保存」をクリックします。

「WP Downgrade」のオプション画面
STEP
ダウングレードを実行

「Up-/Downgrade Core」ボタンをクリックし、表示された更新画面で「再インストール」を実行します。

ワードプレスの設定画面

ダウングレード後の確認事項

  1. サイトヘルスステータスで「良好」表示の確認
  2. 管理画面の動作速度が正常に戻ったことの確認
  3. ブロックエディターでの投稿保存・公開の動作確認
  4. サイト表示に異常がないことの確認

WordPress 6.4.1以降へのアップデート推奨

2023年11月10日にWordPress 6.4.1がリリースされ、REST APIエラーの問題は修正されました。

現在WordPress 6.4を使用している方は、以下の対応を推奨します:

  • WordPress 6.4でエラーが発生している場合:6.3.2にダウングレード後、6.4.1以降にアップデート
  • まだ6.4にアップデートしていない場合:6.4.1以降を待ってからアップデート

教訓:WordPressのメジャーアップデートは、リリース直後は様子を見ることを強く推奨します。マイナーアップデート(6.4.1など)で不具合が修正されることが多いためです。

REST APIエラーを防ぐための予防策

1. アップデート前のバックアップ習慣化

WordPressの自動更新を有効にしている場合でも、定期的なバックアップは必須です。BackWPupなどの自動バックアッププラグインの導入を推奨します。

2. ステージング環境での事前テスト

可能であれば、本番環境と同じ構成のテスト環境でアップデートを先行実施し、問題がないことを確認してから本番に適用することを推奨します。

3. メジャーアップデートは様子見

WordPress X.0のようなメジャーアップデートは、リリース後1-2週間は様子を見て、マイナーアップデートで安定してからの適用を推奨します。

4. プラグイン・テーマの互換性確認

アップデート前に、使用中のプラグインやテーマがアップデート予定のWordPressバージョンに対応しているかを確認しましょう。

まとめ:WordPress 6.4 REST APIエラーの完全対処法

WordPress 6.4のREST APIエラーは、WordPress本体の不具合が原因でした。この問題は以下の方法で確実に解決できます:

  1. 症状の確認:サイトヘルスでREST APIエラーを確認
  2. ダウングレード実行:WP Downgradeプラグインで6.3.2に戻す
  3. 安定版への更新:6.4.1以降の安定版にアップデート

今回の件で学んだことは、WordPressのメジャーアップデートは慎重に行うことの重要性です。特に運営中のサイトでは、安定性を優先し、マイナーアップデートでの修正を待つことを強く推奨します。

同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。不明な点があれば、コメント欄でお気軽にご質問ください。

※この記事は実際にWordPress 6.4のREST APIエラーを体験し、複数の対処法を検証した実体験に基づいて作成しています。2023年11月時点の情報のため、最新の状況は公式サイトでご確認ください。

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